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<卓球>張本、力強さ復活 地元で全日本の雪辱誓う きょうから仙台でトップ12

Tリーグのレギュラーシーズン最終戦、東京−彩たま 第3シングルスを制した東京・張本

 昨年12月の卓球ワールドツアー・グランドファイナル男子シングルスで史上最年少優勝を果たした張本智和(15)=エリートアカデミー、仙台市出身=が、仙台市体育館で2、3日に開かれるジャパン・トップ12大会に出場する。今年1月の全日本選手権で2連覇を逃したものの、今は勢いを取り戻しつつある。2017年以来の凱旋(がいせん)試合に気合が入る。

 2月24日に東京都立川市であったTリーグのレギュラーシーズン最終戦、東京−彩たま。東京の張本は第3シングルスで登場すると、相手とのバックハンドの打ち合いを制した。前日の岡山戦では世界選手権代表の吉村和弘(愛知工大)を圧倒。2日連続でストレート勝ちし、「調子は落ちていない」。
 全日本選手権はまさかの準決勝敗退。2月16、18日のTリーグも格下に2連敗していただけに「短期間でうまく修正できた」と自己評価する。
 昨年は全日本選手権で水谷隼(木下グループ、青森山田高−明大出)を倒して最年少優勝を飾り、ジャパン・オープンでは元五輪王者の中国人選手2人を破って頂点に立った。それだけに、周囲の張本対策は一層進んでいる。
 武器は強烈なバックハンドのレシーブ「チキータ」。球足の短いサーブを高速で返し、一気に主導権を握る。今年の全日本選手権は長いサーブを使われたり、フォアにサーブを集められたりした。ミスも頻発し、持ち味の強気の姿勢は鳴りを潜めた。
 Tリーグの2連敗後、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で父の宇コーチと3日間、集中的に練習した。「負けるときは、技術より気持ちの乱れが多い。気持ちで落ち着けたから、プレーに粘りが出てきた」(張本)。好機を確実に仕留める力強さが戻ってきた。
 トップ12は、同じ国内大会として全日本選手権の雪辱の場と位置付けている。「自分の卓球を貫けば、全日本の借りは返せる。地元の応援を背負い、優勝できるよう頑張る」と堂々と宣言した。(佐藤夏樹)


2019年03月02日土曜日


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