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<盛岡・ななっく>6月閉店、従業員60人全員解雇へ 親会社社長「体力不足顕在化」

ななっく閉店の経緯を説明する早瀬社長=1日午後7時ごろ、盛岡市

 経営難で6月2日に閉店することが決まった盛岡市中心部の商業施設「ななっく」について、親会社で企業再生投資ファンドのマイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM、東京)の早瀬恵三社長は1日、子会社の従業員をいったん解雇する方針を明らかにした。
 盛岡市内で記者会見した早瀬社長は「MTMの財務的な体力不足が顕在化した」「未払い金のあるテナントには、できる限り速やかに返済していく」と述べた。
 入居するテナントには6月以降も一部で営業の延長を認める方針だが、子会社「ななっく」(盛岡市)の従業員約60人は全員解雇する。
 建物は解体し、商業施設や駐車場、ホテルが入った複合施設を再整備する。開業には少なくとも3年はかかるとみられる。
 突然の閉店に、ななっくで飲食店を営む男性(62)は「寝耳に水だ。どこに店を出せばよいのか」と戸惑いもあらわ。別のテナント事業者は「経営陣がデパート運営を分かっていなかったのではないか。再開発もどこまで本気なのか信じられない」と話した。
 ななっくも加盟する肴町商店街振興組合の大沢克弘事務局長は「商店街の拠点ともいえる施設。しばらくは客足に影響が出るかもしれない」と懸念しつつ「できる限り再開発に協力し、課題を乗り越えていきたい」と語った。


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2019年03月02日土曜日


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