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<ドローン>同一空間、衝突せず NEDOなどが運航管理システム開発 南相馬で公開試験

新書を運ぶ日本郵便のドローン

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)など11団体が1日、複数の事業者の無人飛行機ドローンが衝突せずに一斉に飛ぶ運航管理システムの開発に成功したと発表した。災害調査や物流、通信など異なる事業者が参画しての試みは世界初という。
 NEDOによると、気象と3次元地図の「情報提供機能」、参画事業者が飛行計画の申請や飛行状況を報告する「運航管理機能」、それを承認・共有する「統合機能」の三つのシステムを動かし、同一空間の飛行でもドローンが自律的に衝突を回避することを確認した。
 発表に合わせて1日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで行った公開試験では、4社が計10機を一辺900メートルと600メートルの長方形上の高さ30〜50メートル空間で、15分間にわたって一斉に目視外飛行させた。
 NTTドコモは災害調査に向かうドローンを飛ばした。楽天は食料品を、日本郵便は新書を積んで着陸。セコムは不審者を見つけて追跡するなどした。
 NEDOは今後5年程度をかけ、国内外の事業者と接続可能な運航管理システムのソフトウエアを順次公開していく予定。世界での標準化を図りたい考えだ。
 ロボット・AI部の宮本和彦プロジェクトマネージャーは「現段階で技術開発はできた。実証を重ねて上空を1時間に1000機程度飛んでも耐え得るようにしたい」と話した。


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2019年03月02日土曜日


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