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ロボ性能高め合う施設完成 国内初プラントで公開試験 福島・南相馬

がれきの中を探索するヘビ型索状ロボット

 ロボット専用の試験用プラントが福島県南相馬市の研究開発拠点「福島ロボットテストフィールド」に完成した。現地で1日あった災害対応や点検の公開試験では、ヘビ型の索状ロボットががれきの中を探索したり、複雑に曲がった配管内の映像を送ったりした。
 プラントは、福島県が約50ヘクタールで整備を進めるフィールドの11施設の一つ。地上6階、高さ30メートルで、さまざまな形状の配管や煙突、バルブのほか、らせん階段や垂直はしごなどを備え、ロボットによる情報収集や機器操作を試験できる。
 煙や気体を充満させるなど異常な環境の再現も可能。2020年8月開催予定のワールドロボットサミットの一会場になる。
 公開試験では、会津大が階段を上り配管バルブを閉めるロボットを披露。東北大などによるヘビ型索状ロボットは空気噴射で首をもたげ、災害時に人が入り込めない状況を想定してがれきの中を探索した。
 プラントの設計にも加わった東北大大学院情報科学研究科の田所諭教授は「こうした専用施設は国内で初めて。技術者、研究者とユーザーがコラボレーションしながらロボットの性能を高め合える。東日本大震災で被災した地域が世界に貢献できる未来の施設だ」と話した。


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2019年03月02日土曜日


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