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元球児がVリーグ挑戦 仙台大・後藤さん、野球で培った努力生きる

練習でスパイクを打つ後藤さん=仙台大体育館

 仙台大男子バレーボール部に所属する後藤万澄(ますみ)さん(22)が今春、大学卒業後にVリーグ2部の大同特殊鋼に入団する。高校3年の夏までは硬式野球の投手として甲子園を目指していたが、193センチの長身を見込まれてバレーボールに転向。競技歴わずか4年で、Vリーグで戦うまでに力を付けた。
 山形・米沢中央高野球部では控え投手。長身を生かした本格派だったものの、主戦の座は射止められなかった。夏の山形大会が終わって野球部を引退したところに、長身を見込んだバレーボール部から勧誘があった。「卒業まで体がなまらなくていいかも」。入部後はネット際のプレーで高いセンスを見せ、全日本高校バレーボール選手権の予選にも出場。ミドルブロッカーとして活躍した。
 「バレーの方が自分に合っている」。小学校の時から野球一筋だったが、競技転向の決断は早かった。野球で推薦合格していた関東の大学の入学を辞退。入学試験を受けて仙台大に入り、バレーボール部に加入した。
 入学後は誰よりも努力した。「自分のせいで負けるのは悔しい」。キャリアの差を埋めるため、夜中近くまで自主練習を続けた。その成果もあって、東北大学リーグではブロック賞とスパイク賞を手にしたほか、和歌山国体(2015年)と福井国体(18年)で宮城代表として出場した。
 仙台大の石丸出穂(いずほ)監督は「『やるからには強くなりたい』という貪欲な性格と努力量は野球で培ったもの。大学の4年間でよく成長してくれた」と振り返る。後藤さんは「常に野心を持って、チームを勝たせる選手になりたい」と意気込む。


2019年03月03日日曜日


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