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<ベガルタ>守り後手、戦術破綻 シュート18本打たれる

横浜M−仙台 今季初黒星を喫し悔しがる仙台の選手(佐藤将史撮影)

 仙台にとって、今の横浜Mは鬼門なのかもしれない。1点のビハインドをはるかに上回る力の差。一方的に押し込まれ、3倍の18本のシュートを打たれた。「(守備の)ラインをもう2メートル上げるだけでも変わった」と渡辺監督。昨季のリーグ戦の2試合で計13失点を喫した悪い流れが続く。
 難敵向けに用意した戦術が破綻した。自陣にブロックを組み、初先発のシマオマテに富田、兵藤の3人で横浜Mの中盤3人をマーク。相手を誘い込んでのカウンターで裏のスペースを狙うはずだったが、相手の波状攻撃が上回った。
 巧みなパスワークでかき回され、ゴール前でくぎ付けにされた。耐え切れず、前半27分に富田が与えたPKを決められて均衡を破られた。富田は「ボールを奪う狙いどころが定まらず、少しずつラインが後ろになってしまった」と悔やむ。
 守備の乱れは攻撃に響く。ボールを奪う位置が低くなり、結果的に長沢へのロングボール一辺倒。単調な攻めは相手に読まれた。「ボールを奪い返されると集中力が一瞬切れる場面があった」と蜂須賀。自信なさげな試合運びは、昨季の大敗の影響を感じさせる。
 数少ない光明はシマオマテの奮闘。力強いタックルと好フィードで存在感を出した。「相手をつぶしてくれるのは大きかった。次につなげたい」と富田。まだ2戦目。次の対戦でやり返すまで、力を蓄える時間は十分ある。(原口靖志)


2019年03月03日日曜日


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