宮城のニュース

故宗左近氏寄贈の土器、鉢など展示 縄文芸術館老朽化で5月末閉館

5月末で閉館予定の縄文芸術館

 宮城県加美町は、縄文土器を集めた「宗左近記念縄文芸術館」を5月末で閉館する方針を決めた。施設の老朽化が主な理由。収蔵品の一部を中新田図書館に移して展示する計画で、5日開会の町議会3月定例会に関連予算案を提出する。
 1988年4月開館。東北地方を代表する「亀ケ岡式土器」をはじめ、詩人の故・宗左近氏から寄贈された縄文時代の鉢や土偶約200点を展示する。考古学の資料としてではなく「縄文人の芸術」として見てもらう趣旨で、宗氏の短い言葉が添えられている。
 同館は昭和初期の木造のしょうゆ醸造蔵を改装してできた。老朽化に伴う雨漏りなどがあり、展示物の保存に支障が出ていた。年間来館者は開館当初約8400人だったが、近年は450人前後に落ち込んでいる。
 町内では、「東北陶磁文化館」「ふるさと陶芸館(切込焼記念館)」を含め、老朽化した博物館の統廃合が課題となっている。町は「まずは収蔵品の保存環境を整え、新たな博物館の整備は長期的に検討する」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年03月05日火曜日


先頭に戻る