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<竈コイン>電子地域通貨で塩釜巡り 飲食店などでスマホ決済、9日から実証実験

店用の専用端末(左下)と、竈コインのスマホ画面(右下)

 宮城県塩釜市は4日、スマートフォンでキャッシュレス決済ができる電子地域通貨「竈(がま)コイン」の実証実験を9日に始めると発表した。観光客や市民に市内の加盟店で支払いに利用してもらい、経済活性化や持続可能な観光地づくりにつなげる。「ポケットチェンジ」(東京)が提供する専用アプリ「ポケペイ」を使ったシステムは東北初となる。

 地域通貨の発行主体は、官民連携組織「仙台・松島復興観光拠点都市圏DMO(観光地域づくり推進法人)」の事業運営主体「インアウトバウンド仙台・松島」(仙台市)。JR東日本がベンチャー企業を支援する事業の一つとして実験する。期間は1年間。
 スマホでポケペイを取得後、専用チャージ機に現金を投入して竈コインをチャージする。チャージ機はJR仙台、本塩釜両駅と仙台空港に設置。日本円のほか9カ国・地域の外貨に対応し、当日の為替レートを反映する。
 利用できる加盟店はすし店やかまぼこ店など飲食店を中心に30店で、順次増やしていく考え。店側は決済用端末を置くだけで、負担は手数料2%のみ。
 竈コインが余った場合、1竈コインをJR東日本の交通系ICカード「Suica(スイカ)」の1円分に替えられる。
 インアウトバウンド仙台・松島の西谷雷佐(らいすけ)社長は「外国人ら観光客の滞在時間を増やす起爆剤になり得るし、地産地消のような域内循環も高められる」と説明。佐藤昭市長は「地域全体でキャッシュレスに対応したい。塩釜の新たな付加価値を出す」と話す。
 8日午前11時〜午後7時にJR仙台駅東西自由通路で開始イベントがある。


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2019年03月05日火曜日


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