宮城のニュース

<東北新幹線>沿線住民、騒音と振動改善JR東に求める 大崎で意見交換

JRの説明を聞く住民ら

 宮城県大崎市古川の東北新幹線沿線の住民が、新幹線の高速化に伴う騒音と振動を理由にJR東日本に減速運転を求めている問題で3日、同市で市主催の意見交換会があった。住民は改めてJRに状況改善を求め、5月から実施予定の次世代新幹線の試験車両による試験走行にも注文を付けた。
 住民約30人とJR、県、市の担当者が出席。JRは昨年3月に終えた古川駅北側の下り線高架橋約600メートルに吸音板を設置した騒音対策工事について説明。工事後に周辺の騒音の平均値が73.7デシベルと工事前より約1.6デシベル低減し、当面の目標としている75デシベルを下回ったことを報告した。
 住民からは工事後も振動などの改善が感じられず、古川駅周辺の減速運転を求める意見が相次いだ。JRは減速に応じる考えは示さなかったが、「(振動減につながる)レールの削正(レール頭部を削る作業)などの改善を続ける」とし、過去の調査で観測された低周波の発生についても調査などを検討するとした。
 5月から仙台−新青森間で、最高速度時速400キロで行う次世代新幹線の試験走行について、JRは古川駅周辺で下りの最高速度を320キロ、上りを200キロとするとしたが、住民から速度や時間帯の見直しを求める意見が出た。「将来ひどくならないよう、本数を決め、より高速での試験も行うべきではないか」との声もあった。


関連ページ: 宮城 社会

2019年03月05日火曜日


先頭に戻る