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<楽天>石橋1軍定着へ奮闘 昨季支配下復帰の苦労人、シュート習得投球に幅

オープン戦開幕となる巨人戦の4回から2番手で登板し、2回2安打無失点だった石橋

 東北楽天の右腕石橋が1軍定着を目指して奮闘している。昨季、育成契約から再び支配下登録を勝ち取った苦労人。「数字の目標はない。1年間、1軍にいたい」と気合を入れる。
 2月23日に開幕したオープン戦の巨人戦(那覇)。四回から2番手で登板し、2回2安打無失点で3三振を奪った。平石監督は「この世界で生きていくという強い気持ちが伝わった。十分戦力になる」とたたえる。
 昨季シュートを覚え、投球の幅が広がった。「右打者の内角に思い切り投げられるようになった」。シュートで詰まらせれば、外に逃げるカットボールが効く。内外角を巧みに投げ分け、中島、坂本勇(青森・光星学院高出)ら巨人の右打者4人を完璧に封じた。
 石橋は今月1日の台湾プロ野球のラミゴ戦でも1回無失点と好投した。
 社会人のホンダから2016年ドラフト5位で入団し、今季4年目を迎える。17年オフに戦力外となり育成契約で再出発し、昨年7月、支配下登録選手に復帰した。「3軍の試合も経験した。プロだけど、プロじゃない環境だった。ここからはい上がっていかないと意味がない」。どん底を味わったからこそ、常に危機感を抱いている。
 森山投手コーチは「元々の投げっぷりの良さに加え、シュートを身に付けて右打者の懐を攻められるようになった。育成で苦労しているから余計に頑張ってほしい」と期待する。
 新人の16年以来、3季ぶりの1軍登板を目指す27歳は「とにかく1軍にいる。そこで投げたい」。大観衆が見守るマウンドに思いをはせ、懸命にアピールを続ける。(剣持雄治)


2019年03月05日火曜日


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