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<能代火災>殉職消防士2人の消防葬 全力で再発防止誓う

藤田さん(左)と佐藤さんの遺影が並べられた祭壇

 秋田県能代市で1月下旬、能代消防署の男性消防士2人が消火活動中に殉職した火災で、能代山本広域消防本部は3日、市内のホテルで消防葬を執り行った。

 消防関係者や市民ら約400人が参列。亡くなった藤田大志さん=当時(32)=、佐藤翔さん=同(26)=の2消防士の冥福を祈って黙とうし、2人の遺影が並ぶ祭壇に献花した。
 命懸けで職務に従事した功績をたたえる消防庁や秋田県などからの表彰状と記章を仏前にささげた。
 消防本部の伊藤智消防長は「前途有望な2人を失ったことはあまりにも大きい。二度と繰り返すことがないよう全力で再発防止に取り組むことを誓う」と別れの言葉を述べた。
 藤田さんと家族ぐるみで付き合いがあった同市の主婦白鳥美和子さん(37)は「いつも明るい人だった。いまだに信じられない」と言葉を詰まらせた。
 火災は同市富町で1月22日に発生し、住宅兼店舗など4棟が全焼。藤田さんと佐藤さんは、火元とみられるボイラー室付近で消火活動に当たっていた際、急激に火勢が強まる「フラッシュオーバー現象」に巻き込まれた可能性がある。
 消防本部は2人の2階級特進を1月末に決め、藤田さんを消防司令、佐藤さんを消防司令補にそれぞれ昇進させた。


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2019年03月05日火曜日


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