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<クライミング・リード>伊藤と工藤決勝進めず ジャパンカップ女子

女子準決勝で敗退した伊藤
工藤花

 スポーツクライミングで到達した高さを競うリードのジャパンカップ(JC)最終日は3日、千葉県の印西市松山下公園総合体育館で準決勝と決勝が行われ、8人による決勝で女子は野口啓代(TEAM au)が制し、日本選手権として実施されていた昨年大会までを含め2大会ぶり7度目の日本一に輝いた。昨年覇者の森秋彩(茨城・手代木中)は2位。野中生萌(XFLAG)は7位だった。伊藤ふたば(TEAM au、岩手・盛岡中央高)と工藤花(山形四中)は決勝に進めなかった。
 男子は決勝で完登した藤井快(TEAM au)が初の頂点に立った。楢崎智亜(TEAM au)は3大会連続の2位。

◎伊藤「リードの実戦足りていない」

 前回大会3位の伊藤は準決勝で9位にとどまり8人が進む決勝を逃した。ボルダリングやスピードと比べると、リードは安定した成績を残せていない。「リードの実戦が足りていない」と言葉少なだった。
 中学生からベテランまで強豪が横一線で並ぶリードは、ボルダリングで圧倒的な力を持つ伊藤でも勝ち抜くのは容易でない。予選は9位。準決勝は試技が終わった時点で2位の記録だったが、後から登った上位選手はそれを軽々と上回った。
 初日の予選で取りこぼしがなければ8位タイで決勝に進めた可能性もあった。「予選からしっかり実力を出していかなければならないくらい大会のレベルが上がっている」と振り返った。
 4月にはボルダリングのワールドカップ(W杯)が開幕し、8月には東京五輪出場が懸かる世界選手権(東京)が控える。代表選考で野口、野中の背中を追いかける高校生は、五輪種目のボルダリング、スピード、リードの複合種目を念頭に「全体的にレベルを上げる」と力を込めた。(岩崎泰之)

<工藤明るい表情「前回上回った」>

 工藤は準決勝16位で敗退。前日の予選より動きは良かったと言い、「目標のベスト10入りは逃したけれど、前回大会の18位を上回った」と表情は明るかった。
 1月のボルダリングジャパンカップで17位に終わったことをずっと引きずっていた。「前年は10位。この1年間成長できていなかったのかな」。自信を失いかけていた。ボルダリングと同じくらい好きだというリードで成長を証明してみせた。
 リードのトップクラスは同年代が多い。「年下の子もいるけどプレッシャーを力に変えたい。リードの日本ユース選手権(23〜25日・千葉)で表彰台を狙う」と意気込む。


2019年03月05日火曜日


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