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<楽天 翼に風を>レギュラー争い/内外野とも激しさ増す

[まきし・やすなが]沖縄県出身。沖縄高出。東芝から87年にドラフト3位で近鉄に入団。94年に現役引退。通算成績は打率2割7厘、14本塁打、53打点。95年から近鉄、オリックス、日本ハムで1軍守備走塁コーチなどを経て、16年に東北楽天の1軍内野守備走塁コーチに就任。19年に1軍ヘッドコーチ。58歳。背番号74。

◎1軍ヘッドコーチ 真喜志康永

 沖縄本島への金武キャンプが終わるまでは、若い選手に必死さが足りないと思っていた。だが、2月23日にオープン戦が始まってからは、かなり奮起して取り組んでいる。
 外野手のレギュラー争いが、例年にないほど過熱している。特に4年目のオコエは、昨年までと違う気構えで打ち込んでいる。投手のタイミングに合わせた打撃ができるようになり、甘い球を仕留める確率が上がった。外野の守備も上達しており、今後も期待したい。
 新人のドラフト1位辰己(立命大)も、高い身体能力を発揮している。打撃で苦しんでいる面もあるが、今はプロの球に慣れる時期でもある。元々打つ能力は高い。焦らずにじっくり修正していけばいい。
 内野の争いも激しさを増している。藤田はもちろん、遊撃手のレギュラーを目指す山崎、村林、新人の渡辺佳(明大)が力を付けているし、茂木の状態もいいと聞いている。
 今季西武からフリーエージェント(FA)で加入した浅村の存在は大きい。打撃はもちろん、グラブさばきもうまい。若い選手はこういう細かいところをしっかり観察して、自分の技術にしていってほしい。
 捕手の新人太田(大商大)も楽しみだ。スイングが速く打球に力があり、バットの芯で捉えている。打撃は思っていた以上にいいものを持っている。同じポジションには足立や堀内もいて、しのぎを削っている。正捕手の嶋はいい刺激になっているだろう。
 主砲候補のブラッシュは、日本の投手に慣れれば、鋭い打球も増えてくると思う。打撃面は特に心配はなさそうだ。チーム事情から一塁の守備にも挑戦させているが、試合での守備機会が少なく、守備面の評価はこれからだ。
 指名打者は今のところ固定せず、ブラッシュとウィーラーで交互に回そうかと考えている。
 最後に投手陣。23日の巨人とのオープン戦前に、則本昂が首を寝違えて登板を回避した。みんな心配していると思うが、開幕に間に合わせてくれるだろう。腰の張りなどを訴えて、台湾遠征に帯同しなかった松井も心配ない。
 則本昂、岸に次ぐ先発候補だが、ベテランの美馬、福井の状態はいいし、池田、近藤、古川、新人の弓削(SUBARU)と若くいきのいい投手はいる。これからの実戦で、どんどんアピールしてもらいたい。


 今年の「翼に風を」は、東北楽天の真喜志康永1軍ヘッドコーチ、三木肇2軍監督に担当していただきます。チーム状況や若手の育成方針などについて毎月1回程度、順番に掲載します。


2019年03月06日水曜日


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