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<双葉准看護学院>南相馬へ移転再開2年、1期生19人が巣立つ

再開後の双葉准看護学院を初めて巣立つ卒業生たち

 東京電力福島第1原発事故で、福島県双葉町から南相馬市に移転した公立双葉准看護学院の卒業式が5日あった。6年間の休校を経て2017年春に再開してから第1期生となる19人が巣立った。ほとんどが医療人材が不足する相馬地方の病院に就職する。
 卒業式は隣接するテクノアカデミー浜の体育館であり、27〜60歳の女性17人、男性2人が卒業証書を受け取った。堀川章仁学院長は式辞で「東日本大震災の爪痕が癒えず、仮校舎での再開という中、多くの難関を乗り越えた。立派に成長してほしい」と期待した。
 答辞で阿部光美さん(44)が「実習では看護の無力さを痛感して涙することもあった。責任の重大さを実感し、自己研さんに励む」と述べた。
 阿部さんは宮城県七ケ浜町出身で相馬市在住。2年前、主婦から一大決心して挑んだ。「父が一度倒れた時にやり残したとの思いがあった。震災後、看護師が不足するこの地域で手助けをしたい」と話す。南相馬市内の病院への就職が決まっている。


2019年03月06日水曜日


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