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<七十七キャピタル>がん治療機器実用化支援 福島・楢葉の開発企業に投資

SiC社が開発した臨床試験機のイメージ(七十七キャピタル提供)

 七十七銀行グループの七十七キャピタル(仙台市)は、医療機器ベンチャーの福島SiC応用技研(福島県楢葉町)に投資したと発表した。同社が開発する新型放射線がん治療機器の実用化を支援する。
 同社は2014年、電子部品大手のローム(京都市)などの出資で設立された。ホウ素を取り込んだがん細胞に中性子線を照射する療法の機器を製造する。電源に半導体素材のシリコンカーバイド(SiC)を使う新型機器を開発し、先行機器より小型化して価格も抑えた。
 20年代の販売開始を目指す。今年から臨床試験に入る予定。
 投資額は計10億円。七十七キャピタルのほか、SBIインベストメント(東京)なども出資する。福島SiC応用技研は、新型機器の開発資金や財務基盤の強化に充てる。
 七十七キャピタルの担当者は「画期的な機器であり、がん治療の向上に大きく寄与すると判断した。東京電力福島第1原発事故の被災地域に本社を置き、地元雇用を創出して復興にも貢献している」と説明した。


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2019年03月07日木曜日


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