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<週刊せんだい・蔵出しスペシャル>ヘルメット着用 試そう

仙台市が市民に貸し出している自転車用ヘルメット

 昨年4月から取材を担当した夕刊編集部の記者4人が、取材で感じたことやこぼれ話を紹介します。

■自転車、より快適に(18年6月)

 昨年6月の連載「自転車、より快適に」取材時に、あるデータが気になった。警察庁によると、自転車通学の生徒にヘルメットの着用を励行している高校は全国で7.7%にすぎないという。調査は2017年12月〜18年2月に行われた。
 13〜17年の自転車事故の年代別死傷者で最も多いのは16歳。同期間に自転車に乗って事故に遭い、頭を強く打って死亡した高校生40人は、全員ヘルメット非着用だった。数値を見れば、高校生の命を守るためヘルメット着用を推進するのは当然と思える。にもかかわらず学校の動きが鈍いのは、関心が低いのだろうか。
 仙台市の高校でも、「自転車通学の生徒にヘルメット着用を義務づけている学校は聞いたことがない」(市自転車交通安全課)という。市は1月、自転車の安全運転に関する条例を施行した。だが、高校生のヘルメット着用義務化は「各学校の判断に任せるしかない」(同課)と歯切れが悪い。
 市は1月下旬、自転車用ヘルメットの無料貸し出しを始めた。期間は最大1週間。うまく活用し、多くの人にヘルメットの装着感を試してもらいたい。連絡先は022(214)1075。(矢嶋哲也)


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2019年03月07日木曜日


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