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<震災8年>祈り支えるハーモニー 合唱連盟有志、仙台市追悼式のステージで披露

本番に向けて練習するメンバー

 仙台市若林区の合唱愛好家による「合唱連盟わかばやし」の有志が、11日の東日本大震災仙台市追悼式での披露に向けて練習に打ち込んでいる。鎮魂と復興を願う曲を合唱し、会場の参列者と8年前の惨禍、犠牲者に思いをはせる。

 連盟加盟の12団体から選ばれた40人が、追悼式のステージに立つ。ラインナップは3曲で、指揮を務める仙台市の工藤欣三郎さん(77)が選んだ。
 練習は今年1月に開始した。2月28日に若林区の連坊コミュニティセンターであった4回目の練習では、各パートの音程や全体の曲の流れなどを確認。工藤さんは「フレーズや歌詞のヤマ場を意識し、そこに気持ちを持っていくように」などと指導した。
 震災後に作られた「心に花を咲かせよう」は「苦しみの中、初めて知った 優しいことは強いこと」と前向きに生きる大切さを訴える。阪神大震災からの復興を願う「大切なふるさと」は「忘れない」「未来へ向かおう」などの言葉をつなぎ、犠牲者を慰めながら古里の再起を後押しする。
 天童市出身で仙台市で活躍した作曲家の故海鋒義美さんによる「仲よしの歌」は弾むような曲調で、明るい雰囲気で包んでくれる。
 連盟代表の阿部勝彦さん(72)は「メンバーには身近な人を亡くしたり、今も復興公営住宅に入居したりしている人もいる。それぞれが復興に向けた思いを歌に乗せ、ハーモニーを奏でたい」と話す。
 追悼式は11日午後2時20分、若林区文化センターであり、遺族や招待者が参列する。一般向けに青葉区の勾当台公園市民広場の大型モニターで式の様子を中継放送する。


2019年03月07日木曜日


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