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初の完全郡山産ワイン 作付けから3年で発売へ

商品発表会でワインの味や香りを確かめる出席者

 郡山市の醸造所「ふくしま逢瀬(おうせ)ワイナリー」は10日、地元産ブドウを使ったワインを発売する。初の完全郡山産ワインで、醸造所の森山潤三代表理事は「郡山と福島の新たな産業として認められるようにまい進する」と力を込める。
 商品名は「ヴァン デ オラージュ(Vin de Ollage)」。「自分の家」を意味する方言による「おらげのワイン」をイメージして名付けた。
 3種類のうちロゼは3500本(税込み1本2500円)、赤、白は各600本(同2700円)販売する。ロゼは福島空港や郡山駅の土産店、県内の百貨店、酒店で、赤と白はワイナリーのみで扱う。
 ワイン用ブドウの栽培は市内の農家13戸に依頼。うち6戸が収穫したメルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなど計7トンを昨年9月に仕込んだ。
 市内で5日にあった商品発表会では、関係者ら約100人が出来栄えを確かめた。メルローを栽培する橋本寿一さん(74)は「作付けから3年でこんなにおいしいワインができるとは思わなかった。今後も良いブドウを作る」と話した。
 ワイナリーは2015年10月完成。東日本大震災からの復興と地元農家の6次産業化を後押しするため、三菱商事復興支援財団が建設して運営法人を設立した。これまでに県産のモモ、ナシ、リンゴのリキュールやシードルを製造して販売してきた。


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2019年03月07日木曜日


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