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ボンタン湯で元気に!気仙沼の銭湯に鹿児島の農家が提供 後継者不足解消へ協力

ボンタンがぷかりと浮かぶ湯船

 宮城県気仙沼市古町にある同市唯一の銭湯「友の湯」で、鹿児島県阿久根市の特産ボンタンを湯船に浮かべる「ボンタン湯」が行われている。10日まで。
 直径15センチほどの鮮やかな黄色のボンタンが男湯と女湯に計21個浮かび、かすかな香りも。近くで仕事があると訪れるという宮城県美里町の左官業相沢伯之さん(39)は「温まるし、ビタミンカラーの黄色を見ると元気が出る」と話した。
 阿久根市によると、1975年に550戸あったボンタン農家は現在6戸。年間生産量は1600トンから130トンに激減した。
 新たな可能性を探ろうと市内の農家後継者と地域おこし協力隊が2016年に「B(ボンタン)プロジェクト」を結成。同じく利用者の低迷や後継者不足に悩む銭湯業界と協力し、17年から全国の銭湯で「ボンタン湯」を展開している。
 友の湯は東北で初めての実施。主人の小野寺学さん(62)は「異なる業界が助け合う価値ある試み」と意義を語る。東日本大震災直後は被災者やボランティアの憩いの場となった経緯を踏まえ「災害時の銭湯の大事な役割も一緒に発信できる」と期待する。
 協力隊の山田利宏さん(43)は「黄色くて大きいボンタンは雪降る北国に映える。被災地を勇気づけられればうれしい」と話した。
 友の湯の営業は午後3時〜8時半。連絡先は友の湯0226(22)2581。


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2019年03月08日金曜日


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