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<愛でよう観賞魚>熱帯魚編(9)飼育条件/水質浄化はしっかりと

ろ過器にろ過材を入れると、バクテリアがすみ着き、水質浄化が進む

 今回は熱帯魚の飼育条件をお話しします。熱帯魚の飼育に適しているのは、pH(ペーハー)7.0〜5.0の中性から酸性で、ミネラルをほぼ含まない軟水です。有害成分のアンモニアや亜硝酸がなく、水温が23〜27度であることも条件になります。
 飼育には水道水を使います。水道水はpH7の軟水なので熱帯魚飼育に適していますが、カルキ(塩素)と呼ばれる消毒成分が入っています。そのため、市販されている塩素中和剤で処理してから使うようにしてください。
 塩素中和剤の中には魚の体表を守る成分や、ストレスを和らげる成分が入っているものもあります。それらを使ってみるのもいいでしょう。
 熱帯魚の中には、アルカリ性(pH7.5付近)を好む種類もいます。その場合は、アルカリ性物質でできているサンゴ砂利を水槽内に敷いてください。溶け出した成分で、アルカリ性になります。
 有害成分のアンモニア、亜硝酸は生物が汚した成分やフン、残り餌などから発生します。アンモニアは特に毒性が強く、少しであっても生体に極めて有害です。
 有毒成分はバクテリアの働きによって、無害な硝酸塩に作り変えられます。魚が安心して生活できるように、しっかり水質浄化のできるろ過器を使用することが重要です。
 ろ過器の中にはスポンジやウールマットの他、バクテリアのすみかとなるろ過材を必ず入れましょう。ろ過材にバクテリアがすみ着くことで水質浄化が進みます。バクテリアはすぐには増えません。市販の物の使用をお勧めします。
 水温は保温器具であるヒーターを使って調整します。ヒーターはサーモスタットと呼ばれる温度調節機とセットで使用します。ヒーターと温度調節機が一体になったオートヒーターもあるので、購入の際に確認しておきましょう。水温は、ほとんどの熱帯魚に共通の24〜25度でセットしておきます。
 次回は飼育器具についてお話しします。
 (観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


2019年03月08日金曜日


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