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<JR常磐線>富岡−浪江間、復旧へ準備着々 年内の試運転目指す

除染と線路復旧が終わったJR常磐線の区間。定期的に放射線量も測定している=福島県大熊町

 JR東日本は7日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通が続く福島県内の常磐線富岡−浪江駅間(20.8キロ)で、年内の試運転開始を目指す方針を明らかにした。2019年度末までの全線再開に向け、復旧工事は今年秋にほぼ終わる見通しとなった。
 全体で7割超まで進んだ工事の状況を報道各社に公開した。帰還困難区域を含む区間で16年3月に始まった本格除染は18年中に終了。復旧工事も線路の敷設・改修が進んだ。
 大熊町夫沢の現場では線路の敷設が終わり、架線を張る支柱の設置に入っている。比較的高かった放射線量は除染などで20分の1程度に下がった。今後は信号通信設備などを整備する。
 双葉町前田では地震で崩落するなどした前田川の橋の復旧が完了。橋上駅化工事が進む双葉駅では、旧駅舎が一部を除いて解体され、鉄骨など新駅舎用建材が運び込まれていた。
 JR東日本水戸支社の堀込順一設備部長は「終盤に差し掛かるが、まだ多くの工事が残る。約束の時期に再開できるよう進めたい」と話した。


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2019年03月08日金曜日


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