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<震災8年>支えに感謝、初の卒業生 名取・閖上小中で18人巣立つ

卒業証書を手に涙ぐむ卒業生

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区に本年度、一貫校として再建された義務教育学校の閖上小中(児童・生徒146人)は8日、中学3年に当たる9年生18人を初めての卒業生として送り出した。
 八森伸(のぼる)校長が一人一人に卒業証書を授与。「8年間、不自由で不安な生活を送り、悲しくつらい経験をしたが、命や家族、普段の生活がいかに大切か知った。感謝の気持ちを持ち、閖上の復興の担い手となってほしい」と呼び掛けた。
 南部陽向(ひな)さん(15)は「地震と津波は大切なものを容赦なく奪ったが、最後の1年を閖上で過ごすことができた。多くの方に支えられて、ここに立っていることを忘れず、胸を張って生きていく」と誓った。
 卒業生は旧閖上小1年時に被災。内陸部にある小学校の一角やプレハブ仮設校舎の中学校で学び、昨年4月の閖上小中開校により閖上地区に戻った。
 8日に卒業式があった県内の中学校は80校。仙台市立の全63校を含む中学校118校は9日に実施する。


2019年03月09日土曜日


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