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<震災8年>追悼碑建立費、伸び悩むCF 気仙沼の復興祈念公園、目標の4分の1にとどまる

CFを活用して復興祈念公園に設置される銘板のイメージ

 宮城県気仙沼市が2020年秋に開園する東日本大震災の復興祈念公園内の一部施設の建立費用を賄うクラウドファンディング(CF)が伸び悩んでいる。市内外へのPR不足に加え、震災から8年が経過し、被災地への関心が薄れている影響もありそうだ。
 復興祈念公園は約2.3ヘクタールで総事業費は約5億円。市の負担は約1億円で、半分の5000万円をCFを含む寄付で賄い、モニュメントや犠牲者名を刻む銘板に充てる予定だ。
 CFは2000万円を目標に1月28日に始めた。4月28日まで寄付を呼び掛けるが、期限まで50日となった9日現在、目標額のおよそ4分の1の約520万円にとどまる。
 CFを活用したのは気仙沼の復興に関わった国内外の支援者の思いを共有するためだ。市はウェブサイト「レディーフォー」を利用し、寄付額は3000〜100万円に設定した。1万円以上の寄付者は、希望すれば公園内にある専用の銘板に名前が刻まれる。
 市は5000枚のチラシを準備し、応援職員が所属する全国各地の自治体や県庁などに配布。復興事業に関わった建設会社などにも協力を呼び掛けるが、いずれも反応は鈍い。
 完成までに1年半以上あることのほかに、市は被災地への関心が薄れてきたのではないかと懸念する。
 市総務課復興祈念公園整備担当は「気仙沼を支えてくれた世界中の方々の思いが詰まった公園を造りたい。復興のイベントなどで協力を呼び掛けていく」と話す。連絡先は復興祈念公園整備担当0226(22)3401。


2019年03月10日日曜日


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