福島のニュース

<震災8年>原発の町に再生の芽 福島・大熊

【準備】今春の避難指示解除が予定されている大熊町の大川原地区。先祖代々の農家だった井戸川清一さん(65)は一昨年、自宅を再建した。昨年4月に準備宿泊を始め「生まれ育った町はやっぱり安心できる」

 東京電力福島第1原発が立地し、「原発の町」として知られた福島県大熊町。原発事故によって全町民が避難したが、この春、一部で初めて避難指示が解除される。
 放射能汚染と津波という「複合災害」の傷痕は今も残る。住み慣れた古里の家々は荒れ果て、津波で失った我が子を捜し続ける被災者がいる。
 原発に最も近く、被害も大きかった大熊の避難解除で、福島の復興は節目を迎えることになるが、どれほどの住民が戻るかはまだ分からない。
 事故から8年がすぎ、ようやく本格的な再生に踏み出そうとしている原発の町を訪ねた。(写真部・川村公俊、高橋諒)


2019年03月10日日曜日


先頭に戻る