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<震災8年>音に乗せて支援へ恩返し あす被災3市町で同時刻にピアノ演奏

うすい百貨店に設置されたピアノ。11日には感謝の調べが奏でられる=郡山市

 東日本大震災から丸8年の11日、大船渡、郡山、宮城県南三陸の3市町でストリートピアノを同時刻に奏でる「ありがとうのしらべ〜ピアノでつなぐ感謝のハーモニー」がある。全国からの復興支援に感謝するコンサートになる。

 会場は大船渡市の防災観光交流センターと郡山市のうすい百貨店、南三陸町のさんさん商店街。地元のアーティストや学生らが午後3〜4時に演奏する。
 このうち郡山市では、郡山青年会議所(JC)が昨年12月に寄贈し、百貨店2階に置かれているピアノを使う。3会場には大漁旗をモチーフにした「ありがとうのはた」が用意され、来場者に復興支援への感謝の思いを書いてもらう。
 コンサートは、3市町の有志が初めて企画した。毎年3月11日の追悼・復興支援行事「ストリートピアノでつなぐ祈りのハーモニー」に対する恩返しが狙い。
 「祈りの−」は2012年から、鹿児島県のNPO法人「ストリートピアノJAPAN」が続ける。商店街や駅などに設置され、自由に弾けるストリートピアノを同時刻に奏でる。今年は9道県の計20カ所で午後2〜3時に演奏される。
 同法人はこれまで大船渡市や名取市、南三陸町など全国19カ所にピアノを寄贈。うすい百貨店のピアノ設置でも郡山JCにアドバイスした。
 3会場では当日、「祈りの−」もあり、それに続く形で「感謝の−」が開催される。ありがとうのしらべ実行委員長で郡山市の会社役員大槻俊介さん(36)は「震災を風化させないためにも、改めて感謝を伝える日として続けていきたい」と話す。


2019年03月10日日曜日


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