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<震災8年>石巻の災害住宅 最後の1棟 全4456戸の整備が完了

亀山市長(右)から鍵のレプリカを受け取る佐藤さん

 宮城県石巻市内で最後となる災害公営住宅「市営新西前沼第3復興住宅3号棟」が完成し、同市あゆみ野3丁目の現地で10日、災害公営住宅整備事業の完了式典があった。全整備戸数4456は県内自治体で最多。
 3号棟は3階計32戸で、1階は共有空間の多い共助型。1、2号棟は多目的スペースや菜園など共有空間を多く配置した共助型の平屋で、昨年1月に完成した。
 式典で亀山紘市長は「供給を終えて感慨深い。入居後も被災者の見回りや心のケア、コミュニティー形成の支援など丁寧な対応が必要になる」と述べた。
 入居者を代表して同市大橋の仮設住宅に住む佐藤正一さん(77)が、亀山市長から鍵のレプリカを受け取った。佐藤さんは取材に「長いようで短い8年だった。皆さんと仲良く、明るい生活を送りたい」と話した。
 市の災害公営住宅整備事業は2011年10月に開始。市の直接発注、県と都市再生機構(UR)への要請、民間が建設した住宅の買い取りなどで市街地に3883戸、半島沿岸部に573戸を整備した。
 下旬には、東松島市に一戸建て100戸が完成し、県内で全1万5823戸の整備が完了する。


2019年03月11日月曜日


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