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<震災8年>古里思い 語り合う 仙台・遺構の荒浜小

参加者が荒浜への思いを語り合ったイベント

 東日本大震災で被災した仙台市若林区の荒浜地区に暮らしていた住民が古里への思いなどを語り合うイベント「この場所で、耳をすます」が10日、地区にある震災遺構の市荒浜小であり、約50人が参加した。
 震災伝承に取り組むせんだい3.11メモリアル交流館(若林区)が主催。20〜80代の男女6人が登壇し、荒浜小の思い出や荒浜の今後の姿について話し合った。
 墓参りなどの後に立ち寄れる場所が少なく、寂しいという意見が出され、登壇者の男性が「荒浜の人たちが気楽に集まれるよう、被災跡地に市民農園を開設しようと市に申し込んでいる」と明かした。
 若者への伝承も話題に上がり、登壇者の女性は「美術作品などの展示と組み合わせ、被災地だからといって気負わずに見られるようにするべきだ」と語った。
 荒浜の情報を記録、発信する「海辺の図書館」館長の会社員庄子隆弘さん(45)は「荒浜の記憶が薄れていく中、住民らが集まって話せる場所を増やしていくことが必要だ」と指摘した。


2019年03月11日月曜日


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