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<震災8年>歌声一つに 東松島震災遺構「旧野蒜駅」で市民ミュージカル

旧野蒜駅のプラットホームで上演されたミュージカル

 東日本大震災からの心の復興を後押しするミュージカル「とびだす100通りのありがとう」が10日、宮城県東松島市の震災遺構「旧野蒜駅」であり、出演した市民ら約200人が思いを込めた言葉と歌声を届けた。
 東京のNPO法人「震災を風化させない会・100通りのありがとう」の主催。作・演出は音楽家寺本建雄さん(72)が手掛け、妻の祖父江真奈さん(68)がプロデュースした。
 出演者は市民から募り、芝居ののぼり旗で作ったはんてん姿で登場。5曲の歌や演奏の間に被災体験や感謝の思いを語る構成で、「私の家みんな流されて、箸一本出てきませんでした」「何げない日常がとても大切でとても幸せだと知りました」などと声を張り上げた。
 参加した東松島市大曲の高校技師高橋賢造さん(57)は「震災で亡くなった野蒜の友人もいるので参加した。心を一つにして声も出ていたので良かった」と充実した表情で話した。


2019年03月11日月曜日


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