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<震災8年>あの恐怖知らぬ君へ 岩沼南小・当時6年生が体験談 校庭の地割れ拡大 津波避難中に渋滞

小学6年生だった震災当時の状況を児童に話す国井さん(壇上左)=11日午前8時50分ごろ、岩沼市岩沼南小

 岩沼市岩沼南小(児童533人)で11日、東日本大震災発生時に6年生だった卒業生が全校児童に経験を語って聞かせる集会が開かれた。震災後に生まれた児童が次第に増える中、年の近いOBの記憶を追体験することで風化を防ごうと、初めて企画された。
 体育館であった集会で、大森誠志校長はスライドを用いて震災直後の被害状況を説明。その後、大森校長と東北福祉大2年の国井謙一さん(20)が対話する形式で、国井さんが体験した内容を語った。
 地震発生時に校庭の中央部にいた国井さんは、校舎のそばで起きた地割れが広がったり縮んだりしながら近づいてくる状況を目撃。母が会社のスリッパを履いたまま迎えに来たことや、津波から車で逃げる途中で渋滞に巻き込まれたこと、電気もストーブもない中学校の体育館で一晩を明かしたことを振り返った。
 国井さんは「温かいご飯があり、テレビやお風呂もある今の生活に感謝しなければならない」と説いた。
 ともに6年の森乙稀(いつき)さん(12)は「地割れが起きたと聞いてびっくりした」、平間咲姫(さき)さん(12)は「地震や津波の恐ろしさを改めて知った」と話した。


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2019年03月11日月曜日


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