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<ベガルタ復興応援試合>「絆」「感謝」ボード掲げ発信 サポーター、心ひとつに

仙台−神戸 スタジアムのビジョンに映し出された仙台と神戸への応援メッセージ

 東日本大震災から8年の節目を前に復興応援試合として行われた仙台−神戸戦では、共に震災を乗り越えてきた両チームのサポーターが声援を送った。ユアスタ仙台で過去最多の1万9503人の観客を、選手は全力プレーで沸かせた。
 試合前、両被災地への哀悼の意を込め、黙とうが行われた。ピッチ脇のLEDビジョンには「復興に向けて共に歩もう」など、サポーターから寄せられたメッセージも流れた。仙台市宮城野区の高校生門村悠理人さん(18)は「互いに震災を経験した両チームの気持ちがこもったプレーが見たい」と期待した。
 前半12分、シマオマテが頭で先制ゴールを決めると、仙台サポーターから大歓声が上がった。1−1で迎えた後半、元スペイン代表のイニエスタらの巧みなプレーに屈し逆転負けしたが、サポーターからは大きな拍手と温かい声援が送られた。
 宮城野区の会社員伊藤俊彦さん(63)は「今日は結果以上に、いい試合を見せてくれることが(犠牲者の)供養につながると思う」と話した。
 試合中、「絆」「感謝」と書かれたボードを掲げるサポーターの姿もあった。青葉区のパート従業員長谷川智子さん(45)は「沿岸と内陸では被害の大きさに差があったが、その違いや溝を越えて気持ちを一つにしている。選手も寄り添ってくれているので、ずっと応援していきたい」と語った。
 試合前とハーフタイムにはテノール歌手の秋川雅史さんが、代表曲「千の風になって」を含む3曲を熱唱。震災当時の映像も流れ、会場は改めて被災地に思いをはせる空気となっていた。


2019年03月11日月曜日


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