岩手のニュース

<震災8年>消防団「住民守る」決意新た 岩手・山田に慰霊碑

震災で犠牲になった消防団員の慰霊碑除幕式=10日午後2時ごろ

 岩手県山田町中心部の御蔵(おぐら)山に、東日本大震災で殉職した町の消防団員の慰霊碑が完成し10日、除幕式があった。町の消防団員50人が参列し、地域住民の命を守り抜く決意を新たにした。
 山田町では、水門を閉めに向かったりポンプ車で住民に避難を呼び掛けたりした消防団員8人が津波にのまれた。碑は多くの住民が津波を逃れて避難した高台に建立され、眼下に山田湾を望む。
 除幕式で全員が黙とうし、津波から町や町民を守ろうとして命を落とした仲間の冥福を祈った。佐藤信逸町長は「町民を守るために津波に立ち向かった勇気ある行動を末永く顕彰したい」とあいさつした。
 町消防団長の内舘秋雄さん(72)は「団員を思い出すと今でも涙が出る。今後も災害に立ち向かうために力添えをいただきたい」と語って空を見上げた。
 震災から8年となる11日には同じ御蔵山で、津波の犠牲になった町民の慰霊碑除幕式もある。


2019年03月11日月曜日


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