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<震災8年>太鼓天へ響け、こいのぼりと共演 東松島

青いこいのぼりを背に太鼓の演奏を披露する伊藤さん(中央)=11日午後2時50分ごろ、東松島市大曲浜

 200匹の青いこいのぼりを掲揚して犠牲者に鎮魂の思いを届ける慰霊行事が11日、東松島市大曲浜の玉造神社前であり、地震と津波が襲ったそれぞれの時刻に合わせ、和太鼓による復興祈願の合同演奏曲「陸奥」が披露された。
 津波で弟の律ちゃん=当時(5)=と母智香さん=当時(45)=、祖父母を亡くした東松島市職員伊藤健人さん(25)らが2011年に始めた「青い鯉(こい)のぼりプロジェクト」の一環。有志が正午に集まり、雨に打たれながらこいのぼりをロープに取り付けた。
 午後2時46分に黙とうをささげ、美里町の和太鼓団体のメンバーら25人が太鼓の勇壮な音色を響かせた。大曲浜を津波が襲った午後3時50分にも演奏をした。
 伊藤さんは「亡くなった家族の大きさを年々強く感じる。気持ちが前に進む時もあるが、じわじわと心をむしばむものもある」と今の心境を語った。


2019年03月12日火曜日


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