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<震災8年>涙枯れず 石巻・大川小慰霊法要

サイレンが鳴り、法要が営まれる教室に向かって参列者が手を合わせた=11日午後2時46分、石巻市釜谷の大川小

 東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が死亡・行方不明となった石巻市大川小の旧校舎で11日、遺族会による慰霊法要が執り行われ、遺族ら多数の参列者が冥福を祈った。
 2年生の教室があった旧校舎1階に祭壇を設置。震災が発生した午後2時46分に合わせて黙とうをささげ、追善供養が行われた。
 遺族を代表し、遺族会の永沼由美子会長は「いまだに泣ける日も多くある。毎年ここに来て慰霊することが精いっぱいの供養であると同時に、私たちの心の平穏を保ってくれている」とあいさつした。
 法要後、5年の次女千聖さん=当時(11)=を亡くした紫桃隆洋さん(54)は「8年たって復興は進んでいるが、私にとって時間は止まったままのようで、複雑だ。娘の姿が忘れられない」と語った。
 当時6年生の長女が犠牲になった男性(52)は「この日になると、現在と震災の時を行ったり来たりしているような気持ちになる。8年もたったことがピンとこない。娘は常に心の中で生きている」と話した。


2019年03月12日火曜日


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