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<楽天>銀次「できることまだある」平石監督「思い何も変わらない」 震災8年、決意語る

 東北楽天の選手として東日本大震災に遭遇した平石洋介監督と今季、主将に就いた銀次内野手が取材に応じ、震災への思いや今後の決意を語った。
 岩手県普代村出身の銀次にとって3月11日は「特別な日」だ。岩手はもちろん、宮城、福島両県でも多くの犠牲者が出た。銀次は毎年、発生時刻の午後2時46分には必ず手を合わせている。震災以降は被災地に出向き、学校訪問や野球教室、講演を続ける。「震災のことをずっと思いながらプレーしてきた。東北の球団として自分たちにできることはまだまだたくさんある」と語る。
 一方で、選手やスタッフが毎年入れ替わり、記憶の風化が進んでいくことに危機感を抱く。「全員が心のどこかで震災を思いながら野球をしてほしい。その姿を143試合見せられたら結果が付いてくる。もう一度リーグ優勝、日本一になって被災地に笑顔を届けたい」と力を込める。
 平石監督も「8年経てもわれわれの思いは何も変わっていない」と断言する。被災地を訪問し、家がなくなり不自由な仮設暮らしをする人たちを大勢見てきた。復興は確かに進んでいるが「元通りの生活は100パーセントは戻ってこない」と思う。
 だからこそ、今もなお苦労している人たちのためにも「戦う姿を見て何か感じてもらえる集団でありたい」と指揮官は願う。その上で「当たり前のように野球ができることへの感謝を忘れず、最後の最後まで諦めず戦い抜く」と誓った。


2019年03月12日火曜日


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