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<宮城県警>登山届受理システム「コンパス」山岳遭難に備え活用開始 PC、スマホで提出可能に

コンパスの画面。登山ルートなどの情報を県警が共有することで早期救助が期待できる

 山岳遭難者を早期に捜索・救助するため、宮城県警は日本山岳ガイド協会(東京)と協定を結び、協会管理の登山届受理システム「コンパス」の活用を始めた。下山報告がない場合は家族などに通知され、円滑な捜索活動につながるという。
 コンパスは、登山者がパソコンやスマートフォンから登山届を提出でき、協定により入力した登山ルートや同行者、下山予定時間、緊急連絡先が県警と共有される。
 下山予定時刻を7時間過ぎても登山者から下山報告がない場合、家族や知人など登山者があらかじめ指定した緊急連絡先にメールで通知され、遭難を早期に把握できる。
 県警によると、県内では昨年、28件30人の遭難が発生し、うち登山届を出していたのは7人にとどまる。遭難による死者8人に限れば、1人だけだった。
 登山届はこれまで、ファクスやメールでの提出が一般的だったため確認に時間を要し、遭難発生から救助までのタイムラグの解消が課題とされていた。
 県警地域課は「コンパスを使えば、より早い時点で捜索や救助に着手できるはずだ。ルートなどの登山計画も共有するので効率的な対応も可能になる」と活用を呼び掛ける。


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2019年03月13日水曜日


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