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<震災8年>祈りの手紙 思い共感 紺野美沙子さんが朗読会 福島

手紙を朗読する紺野さん

 福島市の寺院・安洞院で11日、東日本大震災や命をテーマにした手紙を読む「祈りの日」があった。俳優の紺野美沙子さんが朗読し、市民ら150人が差出人の心情に思いをはせた。
 心の復興に取り組む「未来の祀(まつ)りふくしま実行委員会」の主催。「震災」「未来」「いのち」「ふるさと」の4テーマで全国から寄せられた172通から、福島市の詩人和合亮一さんらが11通を選んだ。
 福島市の阿部和歌子さん(53)は離れていた家族が震災直後、自宅に集まったことをツバメ宛ての手紙にした。「家は家族の心のよりどころだと実感したことを今でもはっきりと覚えています」とつづった。
 地元中学生の作品や「海外からの祈り」としてスペイン・バルセロナから復興を応援する内容の手紙なども読まれた。
 終了後、紺野さんは「作者の思いが伝わるように素直に読んだ。思いをかみしめたような参加者の顔を見て、それぞれの悲しみや苦しみを感じた」と述べた。
 市内の無職高野信夫さん(80)は「被災の悲しみなどが手紙からしっかり伝わり、震災の日を思い出すようだった」と話した。


2019年03月13日水曜日


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