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<三菱地所>賃貸マンション床材に直交集成板、工期を3ヵ月短縮 泉パークタウン

CLTを床材に使った賃貸マンション

 三菱地所が仙台市泉区高森2丁目の泉パークタウンに建設していた10階建て賃貸マンションが完成し、現地で13日、竣工(しゅんこう)式があった。同社によると、直交集成板(CLT)を床材に使った国内初の高層建築物で、通常の鉄筋コンクリートの建物と比べて工期を約3カ月短縮した。
 商業施設「仙台泉プレミアムアウトレット」の近くに立地し、延べ床面積約3600平方メートル。総戸数は39戸で間取りは2LDKと3LDKがある。賃料は9万3000〜14万1000円。入居開始は今月下旬の予定で、既に十数戸の入居が見込まれている。
 2018年3月に着工し、今年2月、完成した。工法は九州産のスギのCLTと鉄骨を組み合わせた。CLTは4〜10階の床や1〜5階の壁に採用。CLTの床は国の認定を受けた2時間の耐火構造となり、十分な遮音性能も確保した。
 CLTは1990年代以降、欧州を中心に発展した新たな構造材で、板の層を直角に交わるように重ね合わせる。工期短縮に加え、建物を軽量化できる。
 現在、国内のCLT事業は生産体制などに課題があり、今回の工事費は鉄筋コンクリートの建物より3割程度高くなったという。
 三菱地所の駒田久執行役常務は「課題を克服して経験値を高め、積極的にCLT事業に取り組みたい。東北には森林資源がたくさんある。事業を通じて循環型社会の形成や地方創生にも貢献したい」と話す。


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2019年03月14日木曜日


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