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若い視点で備え考える 防災担い手養成研修会に全国の高校生ら160人

「被災地スタディーツアーから学ぶこと」と題したワークショップ。11都道県から集まった高校生が参加し、議論を重ねた

 地域防災の担い手育成を目指す「みやぎ防災ジュニアリーダー養成研修会」が2、3の両日、宮城県多賀城市などであった。宮城県教委と多賀城高の主催。同校をはじめ北海道から熊本県まで11都道県の高校生と地元の中学生ら計約160人が参加し、ワークショップなどを通して防災の在り方を考えた。
 2日は、仙台市若林区の震災遺構「荒浜小」と、宮城野区のキリンビール仙台工場を見学した。多賀城市のホテルでは、東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長が「東北大震災の経験と次の備え」と題して講演。偏見をなくし、気付きを重ねて防災力を高める重要性を語った。
 続いてワークショップが行われ、高校生が16グループに分かれて、津波に襲われた河川のある仮想のまちで、自宅から避難先の小学校までの経路を図面上で考えた。火災で行き止まりだったり、高齢者に遭遇したりした場合を想定し、その対応をみんなで話し合って決めた。
 北海道室蘭市の室蘭栄高2年田辺翔大(しょうた)さん(17)は「震災遺構を訪れて津波の高さに驚いた。北海道地震で自宅が被災した。ここで学んだことを役立てたい」と話した。仙台三高2年小沢知夏さん(17)は「将来は防災を学びたい。イタリアの取り組みを研究発表する」と意気込んでいた。
 3日は多賀城高で防災に関する研究発表を行ったほか、多賀城市内の被災地を訪れた。


2019年03月14日木曜日


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