宮城のニュース

<東洋刃物>フェローHDと提携 海外販売を強化

 東洋刃物(宮城県富谷市)は15日、半導体関連製品などを手掛けるフェローテックホールディングス(HD、東京)と資本・業務提携契約を結んだと発表した。フェローHDは東洋刃物の株式を取得し、筆頭株主となる。東洋刃物はフェローHDの海外販売網を活用し、中国を中心に主力の情報産業用刃物の販売を強化する。
 フェローHDは月内に、東洋刃物株の約47%を持つ官民ファンド地域中核企業活性化投資事業有限責任組合(東京)から47万6600株を約6億7800万円で取得。26%所有の筆頭株主となる。
 東洋刃物は5月をめどに、ファンド保有の残りの38万9300株も取得してフェローHDの議決権比率を高める一方、経営判断への拒否権を持つ3分の1を上回らない比率にとどめる。フェローHDは取締役1人を指名できる。
 フェローHDは半導体製造装置向け真空シールで世界シェア約7割を占める。アジアや欧米に製造と営業拠点を持ち、中国には子会社の刃物メーカーもある。
 東洋刃物は、売り上げに占める海外メーカーとの取引の割合が10%以下にとどまる。同社はフェローHDグループとともに海外での拡販を進め、子会社の刃物メーカーとも連携。3年以内に中国に製造拠点を整備する方針を示す。
 東洋刃物の清野芳彰社長は「単独による海外の事業拡大は難しく、経営の独立性を維持しながら成長する提携先を探した。相乗効果が期待できる」と話した。
 フェローHDは1980年設立。18年3月期の連結売上高は約905億円。グループ従業員は約6700人。


関連ページ: 宮城 経済

2019年03月16日土曜日


先頭に戻る