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<震災8年>波間の奇跡優しく描く 絵本「帰ってきた小船」 仙台で原画展

心和む優しいタッチの原画を鑑賞する来場者ら

 東日本大震災の津波でハワイ・オアフ島に漂着し、2016年3月に奇跡の帰還を果たした石巻市雄勝町の和船「第2勝丸」を題材にした絵本「帰ってきた小船」(三陸河北新報社刊)の原画展が、仙台市のサロンで開かれている。震災から8年、優しいタッチで描かれた絵が災害の恐ろしさと互助の精神を伝える。31日まで。
 仙台市のファンタジー画家石川かおりさんの個展「二冊の本の原画展」として開催。青葉区一番町のライフスタイル・コンシェルジュで、詩画集「物語と詩のかけら」の原画と合わせて約40点が展示されている。
 「帰ってきた小船」からは「小船」が大海原をさまよう場面、オアフ島であった帰還時の式典、帰還に貢献した県の海洋総合実習船「宮城丸」など14点が並ぶ。
 石川さんは「国内外の人々の助け合いの精神があってこそ奇跡の帰還を果たせたのだと思う。原画を見てさまざまなことを感じ取ってほしい」と期待する。
 来場した若林区大和町の女性(63)は「震災は悲しい出来事だったけど、このような心温まる出来事もあったんですね」と話した。
 午前10時〜午後6時(最終日は午後4時まで)。入場無料。月曜定休。


2019年03月16日土曜日


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