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<震災8年>高度衛生管理アピール 気仙沼市魚市場2棟完成式典

テープカットで完成を祝う関係者

 東日本大震災で被災した気仙沼市魚市場に市が整備した新施設2棟の完成を祝う式典が16日、現地であった。高度衛生管理型の設備を備え、気仙沼の水産物のブランド向上に期待が集まる。4月1日に使用を開始する。
 式典には村井嘉浩知事や市内の水産業関係者ら約200人が出席し、テープカットで完成を祝った。菅原茂市長は「これまで以上の水揚げにつなげ、気仙沼全体の経済活性化を図りたい」とあいさつした。
 新しい施設は現在ある施設2棟の南側にできた。事業費は約180億円で大半は国の補助金を活用した。
 メカジキやサメなどが水揚げされる2階建ての棟(延べ床面積約1万7330平方メートル)には低温売り場を設けた。サンマが水揚げされる3階建ての棟(約1万140平方メートル)には見学スペースもある。ともにプレキャストコンクリート製で密閉型の荷さばき場がある。
 市魚市場は震災の津波でほぼ全壊。建物4棟のうち北側の2棟を補修して使っていた。市場を運営する気仙沼漁協の斎藤徹夫組合長は「漁業を取り巻く環境が厳しさを増す中、高度衛生管理型の施設をアピールし、全国から多くの船を呼び込みたい」と話した。


2019年03月17日日曜日


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