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<三陸鉄道>大槌駅、賢治ファンを詩碑でお出迎え リアス線23日開業

完成した詩碑と佐々木さん

 三陸鉄道リアス線の23日開業を前に、岩手県大槌町の大槌駅に宮沢賢治の詩「旅程幻想」の一節を刻んだ石碑が建立された。大槌町の情景を詠んだとされ、東日本大震災の被害から復旧を果たした町の玄関口で全国の賢治ファンを出迎える。
 町民らでつくる「大槌宮沢賢治研究会」が、インターネットで資金を集めて設置した。詩碑は高さ約2メートル。震災で犠牲になった町民の自宅にあった庭石を譲り受け、詩文を刻んだ黒御影石をはめ込んだ。
 賢治は1925年1月に岩手県沿岸を旅行した際、7編の詩を創作している。研究会は、このうち2編が大槌町にちなんでいると推定。2016年9月には町内のホテルの敷地に詩碑「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」を建てた。
 研究会の会長佐々木格(いたる)さん(73)は「ようやく2基の詩碑がそろった。大槌に『賢治ゆかりの地』という新しいイメージを生み出し、観光客を呼び込みたい」と語った。


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2019年03月17日日曜日


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