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<宮城県警>交差点の信号情報、スマホアプリの音声で伝達 視覚障害者向け新システム整備へ

交差点で信号機の情報を伝えるスマホ画面のイメージ

 宮城県警は新年度、視覚障害者がスマートフォンアプリの音声で交差点の信号情報を受け取れる新システムを導入する。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、障害の有無にかかわらず安全に歩行できる交通環境を整える。
 新システムの導入は東北では宮城のみで、計画では単独自治体として全国最多の50カ所に整備する。1カ所当たりの整備費は約100万円を見込み、導入を推進する国が半額補助する。
 電柱に設置した箱型の機器が信号機と連動し、近距離無線通信「ブルートゥース」で利用者のスマホに情報伝達する。対応する信号機に近づくとスマホの専用アプリが自動起動し、交差点の名称や各方向の信号の色、青信号の残り時間などを音声や画面表示で伝える。青信号の延長を求める機能もある。
 主に歩行者が多い交差点に整備されている現行の視覚障害者向けシステムは、情報の受信に専用端末や白杖(はくじょう)が必要だが、新システムはアプリをダウンロードすれば高齢者をはじめ誰でも情報を受け取れる。現行のシステムに比べ、低コストで整備できる利点もあるという。
 県警は今秋以降、東京五輪の男女サッカー競技会場となる宮城スタジアム(利府町)周辺などから整備に着手する予定。県内では20年度以降も順次、対応交差点を増やす方針だ。
 県警交通規制課は「復興五輪とされる大会で、県内にも多くの人が訪れるだろう。目が不自由な人も安心して道路を渡れるよう、宮城が先頭に立って環境整備を進めたい」と話す。


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2019年03月18日月曜日


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