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<参院選岩手>既成事実着々、国民県連深まる孤立 根底に小沢氏と黄川田、階両氏の確執

 共闘態勢の亀裂を引きずったまま「野党統一候補」横沢高徳氏(47)が、参院選岩手選挙区(改選数1)への立候補表明を強行した。共産、自由、社民の3党県組織が脇を固めた記者会見。既成事実が積み重なるにつれ、国民民主党県連の孤立は深まるばかりだ。
 3党県組織と横沢氏は立候補会見の席上、消費増税中止、憲法改正阻止など10項目に及ぶ政策協定への調印を記者団に公開し、結束をアピールしてみせた。
 「ただいま、横沢高徳さんと野党3党の固い結束が確認されました」と、共産党県委員会の斉藤信副委員長が報告。この瞬間「与党連合」対「野党共闘」の対決構図が事実上、固まった。
 横沢氏擁立を提案した自由党は、小沢一郎代表(衆院岩手3区)が中央レベルで早々に共産、社民両党幹部の了承を取り付け、国民民主党の玉木雄一郎代表とも気脈を通じる。
 唯一、蚊帳の外に置かれた格好となったのが、黄川田徹元衆院議員が代表、階猛氏(衆院岩手1区)が代表代行に就く国民民主党の県連組織だ。根底には、たもとを分かった小沢氏と黄川田、階両氏の確執が横たわる。
 小沢氏主導に反発する国民民主県連は「野党統一候補には黄川田徹氏が最もふさわしい」と主張する。だが、ある県議は「もう誰も聞く耳を持たない。黄川田さん、階さんには大局に立った大人の対応を期待したい」と突き放す。
 横沢氏と並んで会見した3党の県組織幹部は、余裕の表情で「いつでも席は空けている」「必ず一緒に活動してもらえると思っている」と国民民主県連に誘い水を向けた。


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2019年03月18日月曜日


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