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<ILC>放射能対策を解説、住民の理解求める 一関と奥州で説明会

ILCに心配の声が上がった住民説明会=一関市大東町

 岩手、宮城県境の北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関し、東北ILC準備室は17日、岩手側の地元となる一関市大東町と奥州市江刺区で住民説明会を開き、懸念されている施設の放射能対策に理解を求めた。
 高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の道園真一郎教授らが、20年間の運転で放射性物質のトリチウムが最大100兆ベクレル発生すると解説。「事故を起こさないシステムを構築し、何重もの漏水対策を行う」と強調した。
 文部科学省が今月7日に出した誘致判断先送りの見解について、岩手県科学ILC推進室の佐々木淳室長は「『国際的な意見交換を継続する』との表明がポイント。国内外の研究者組織で計画の改定を迎える来年が節目だ」と話した。
 2会場に住民ら計約150人が集まった。参加者からは「デメリットの説明が少なすぎる」「地下水汚染が心配だ」といった声が相次いだ。


2019年03月18日月曜日


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