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「輪中堤」案に住民合意 山形・戸沢浸水被害対策、新たな河道整備も

角間沢川の治水対策が「輪中堤」案に決まった住民説明会

 昨年8月の2度の記録的な大雨で浸水した山形県戸沢村蔵岡地区で17日、治水対策の3回目の住民説明会があった。住民は県が示した集落を堤防で囲む「輪中堤」案に合意。県は2019年度に事業着手する。
 説明会は国土交通省東北地方整備局新庄河川事務所と県、村が主催し、昨年10月と今年1月に続いて3度目。浸水原因となった地区を流れる角間沢川の治水対策4案のうち、集落と一部農地を高さ約1〜3メートルの堤防で囲む輪中堤を整備する案を住民が了承した。
 県によると輪中堤案は事業費6億〜7億円、工期約3年と見込まれる。他案に比べ早く対策が取れ、家屋の浸水被害の防止効果も大きいという。
 新庄河川事務所は角間沢川から最上川への合流時の流れを良くするため、河道を直線状に付け替えるといった新たな整備計画も示した。
 住民の間には「輪中堤は圧迫感がある」などと否定的な意見もあったが、第3回説明会では大きな異論は出なかった。県河川課の高橋英信課長は「3回の説明会を通じて住民と意見交換し、整備案の理解を得られたと考える。今後、できるだけ早く詳細な設計案を示したい」と話した。
 蔵岡地区では昨年8月5〜6日の大雨で全世帯の8割以上の66世帯が床上・床下浸水し、30〜31日にも22世帯に被害が出た。


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2019年03月18日月曜日


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