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<とうほくドローンeye>中間貯蔵施設/除染土続々 古里覆う

中間貯蔵施設「大熊(1)工区」の土壌用施設

 福島県大熊町にある人工芝のスタジアムのような施設に、ダンプカーが次々に土を運び入れる。中間貯蔵施設の一つ「大熊(1)工区」。通称マルイチの土壌用施設だ。広さは東京ドームより一回り大きい5.5ヘクタール。東京電力福島第1原発から1.5キロ離れている。
 原発事故によって汚染された土が集められている。放射性物質の濃度は1キロ当たり8000ベクレル以下。深さは15メートルあり、底には2重に遮水シートが敷かれている。土が5メートル入るごとにシートで覆うという。
 その他にもさまざまな安全設備を持ち、環境省の福島地方環境事務所によれば「多重防護」が施されているという。
 原発がすぐ近くにあることを除けば、日本のどこにでもあるのどかな風景の農村だった。移り住んだ茨城県日立市から「一時立ち入り」で大熊町を訪れた多田正友さん(75)が嘆く。
 「今はすっかり変わり、ここがどこか分からなくなった気分。私が住んでいた所も(中間貯蔵)施設になるんだ」
(写真部・庄子徳通、佐藤琢磨)

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 思いのままに空を舞って大地や海を見渡したら、どんなに楽しいだろう。そんな見果てぬ夢をかなえてくれるドローン(小型無人機)と共に、東北のあちこちを旅してみた。

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2019年03月18日月曜日


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