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<Tリーグ>男子 東京が初代王者 張本、苦しい戦い制す

東京―岡山 シングルスでプレーする東京の張本

 卓球の新リーグ「Tリーグ」のファイナルが17日、東京・両国国技館で行われ、男子はレギュラーシーズン1位の東京が同2位の岡山を3−1で退け、初代王者となった。女子は2位の日本生命が1位の神奈川を3−2で破って優勝した。
 東京は第1試合のダブルスは落としたが、以降のシングルスで水谷(青森山田高−明大出)、張本(仙台市出身)らが勝利した。日本生命は2−2で迎えた1ゲーム先取の第5試合で早田が袁雪嬌(中国)を11−7で下した。
 今季の最優秀選手(MVP)には男子が水谷、女子は早田が輝いた。
 昨年10月にスタートしたTリーグは男女各4チームで構成され、レギュラーシーズンは7回戦総当たりで実施。上位2チームがファイナルで頂点を争った。

◎張本土壇場でスイッチ レシーブエース連発

 第4マッチのシングルスを託された東京の張本が、苦しい戦いを制した。「一試合が長く感じた。やっと終わった」。チームの優勝を決めると、重圧から解放されたように、コート上で水谷と抱き合って喜んだ。
 第2ゲームを落として迎えた第3ゲームが、勝負を分けた。バックハンドのミスが続くなど7−10。「消極的になっていたが、吹っ切れた」と、土壇場でスイッチが入った。
 これまで球足の短い返球を織り交ぜていたサーブレシーブを、最も自信のある強烈なバックハンドの「チキータ」に絞った。「シンプルにやりたいようにやろうと思った」。レシーブエースを連発。逆に、森薗のチキータには高速で反応し、カウンターを決めた。
 連続5得点でこのゲームを奪い、息を吹き返した。世界ランク45位の森薗に対し、張本は4位。流れを引き戻せば、地力は勝っている。第4ゲームは要所で森薗のミスを見逃さなかった。
 今月下旬のカタール・オープンから、東京五輪の代表レースが本格的に始まる。4月から神奈川・日大高に進むことが決まった。「プロ意識や代表としての意識をもっと強く持って戦う」。Tリーグ初代王者の称号を弾みに、さらなる飛躍を誓った。(佐藤夏樹)

<水谷、サーブで崩し圧勝>
 東京の水谷が第3マッチのシングルスで、韓国の李尚洙をストレートで下し、チームの優勝に貢献した。シーズン最優秀選手にも選ばれ、「(日本人のトップ選手が所属する)東京が優勝すると言われてきた中、プレッシャーに打ち勝てた」と誇らしげだった。
 李尚洙は世界ランク7位。10位の水谷より上だが「自信はあった」。ロングサーブで崩し、甘い球をフォアハンドで打ち抜く。「終始ペースをつかめた」という完勝だった。
 レギュラーシーズンで岡山に全敗した第1マッチのダブルスは、この日も落とした。それでも、「勝てればラッキー、負けも想定内」だった。取りこぼしが許されないシングルスでも、気持ちには余裕があった。


2019年03月18日月曜日


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