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<鳴子の米プロジェクト>新鮮な野菜を仙台に直送 コメ取引で培った消費者とのつながり活かす

鬼首菜の煮付けを試食するCSA塾の参加者

 宮城県大崎市鳴子温泉のNPO法人「鳴子の米プロジェクト」は7月、生産者が消費者と直接取引する地域支援型農業(CSA)を活用し、野菜や加工食品の試験提供を、仙台市で始める。コメのCSAで培った消費者とのつながりを野菜に広げ、持続的な農業の基盤づくりと若者の雇用創出を目指す。
 野菜のCSAのシンボルは、鬼首地区の伝統野菜「鬼首菜」に決めた。見た目が野沢菜に似ていて、独特の辛みと香りがある。漬物など冬場の保存食として親しまれたが、生産者が3軒にまで減り、地域でも貴重な食材になっている。
 野菜の提供は7〜11月の各月1回。地元の農産物直売所などと連携し、ダイコンやトマトといった旬の野菜と漬物など7品前後のセットを届ける。仙台市中心部で受け渡しする予定で、会員が受け取りに行く。30人限定で会費は年5000円。
 仙台市内で17日にCSA塾があり、プロジェクト事務局が試験提供について説明した。講演した民俗研究家の結城登美雄さんは「鳴子と仙台でつくる関係がモデルとなり、他の地域に広がるようにしよう」と呼び掛けた。
 公益財団法人トヨタ財団(東京)の助成を受け、2018年に準備を始めた。今年の試験提供を経て、20年に会員数を増やし本格運営する方針。
 連絡先は鳴子の米プロジェクト事務局0229(29)9436。


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2019年03月19日火曜日


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