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<八戸港>フェリー乗船にETC利用 実証試験開始

フェリー乗船口に設置されたETCアンテナ。トラックでの試験運用に先立ち、関係者が乗用車でシステムを試した

 中日本高速道路や沖電気工業など7社は18日、八戸市の八戸港でフェリーの乗船に自動料金収受システム(ETC)を利用する実証試験を開始した。実現すれば乗船手続きが簡素化され、客の利便性向上やフェリー会社の業務効率化などが期待できる。フェリーを使ったETCの試験は国内で初めてという。
 試験は八戸−苫小牧(北海道)間をフェリー運航する川崎近海汽船(東京)や運輸会社のテーオー運輸(北海道恵庭市)などの協力を得て31日まで、八戸港を出港する2便で実施する。
 駐車場入り口に設置したETCアンテナ付近を事前に予約したトラックが通ると、フェリー会社に到着案内が届く。同時に車両情報などが取得できるため、利用者による車検証提示と乗船申込書の記入、フェリー会社による照合作業が不要になる。利用者は、印刷された乗船申込書を確認するだけで手続きが終了する。
 手続き後に乗船口のETCアンテナ前を通過すると、フェリー会社は乗船も確認できる。現在は請求金額を毎月取りまとめるなどの作業があるが、効率化を見据えてクレジットカードによる模擬決済も試す。
 高速道路や有料道路以外でのETC利用には国の制度設計が必要なため、実用化は未定。川崎近海汽船の五戸佳浩八戸支社長は「乗船手続きの時間が半分に短縮され、スムーズに進むと思う。一日も早い実用化を望んでいる」と話した。


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2019年03月19日火曜日


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